Q. 飲食店を経営している。
人手が足りない。
部屋は十分ある。
部屋を貸して、そこに出前する、店内出前を考えた。
どう思う?

A.部屋を貸して出前サービスを行うことは、飲食店の業態の一つとして確立されており、需要がある場合があります。
しかし、以下の点について考慮する必要があります。

部屋を貸すことによる収益性:部屋を貸すことで得られる収益が、出前サービスを行うために必要な人件費や備品・設備の費用を補えるかどうかを検討する必要があります。

顧客へのサービス提供:部屋を貸し出しているため、店舗内でのサービスとは異なる形でのサービス提供となるため、顧客にとって使いやすく、安心できるサービスを提供できるよう配慮する必要があります。

個人情報の取り扱い:出前サービスを行うためには、顧客の情報を取り扱う必要があります。
個人情報保護法等に基づき、適切な取り扱いを行うことが必要です。

税務上の考慮:部屋を貸し出すことで得た収益は、事業所得として課税されます。適切な申告と納税が必要です。

以上の点を考慮し、事業計画を立て、リスクとメリットを天秤にかけた上で、部屋を貸して出前サービスを行うことが適切かどうかを判断することをお勧めします。

Q. 出前先が、自分の店、なので、出前に関する個人情報は不要なんですよ。
また、部屋を貸す事自体では収益を得るつもりはないのです。
要は、通常の店舗内サービスを行う人手がないので、セルフサービスでやってもらう形を検討しているのです。

A. ありがとうございます。個人情報の取り扱いについて心配がないとのことであれば、出前サービスを行うための適切な設備や備品を揃え、顧客にとって使いやすく、安心できるサービスを提供することが大切です。
また、部屋を貸し出すことによって直接的な収益を得るつもりがないとのことであれば、セルフサービス形式で行うことは、効率的な運営につながるかもしれません。
ただし、セルフサービスであっても、食材の調理や衛生管理などの基準を遵守する必要があることに注意してください。業態の適正性を検討した上で、計画を立て、運営していくことが大切です。

Q. ありがとう。
あとは、この形態が今までない(同一店舗内に、接客を受けるお客様と、接客を受けないお客様とが、同時に存在する。)ので、理解して貰えるか、なんですよ。

A. 確かに、同一店舗内に接客を受けるお客様と接客を受けないお客様が同時に存在する形態は、一般的ではありません。
そのため、お客様にとっては理解しにくいかもしれません。

その際は、適切な案内や説明を行うことが必要です。
出前サービスを行っている旨を、看板やチラシ等で周知することや、店内に案内板を設置することで、お客様が混乱することがないようにすることが大切です。
また、出前サービスを利用する際の手順や注意点などを明確にし、お客様にわかりやすく伝えることが必要です。
お客様への情報提供が適切に行われることで、顧客満足度の向上につながるかもしれません。