>  簡単じゃん。塗ったところが口になるんでしょ。 

何故この人は私の発明を知っているのだろうか? 
そう、私の発明した「塗ったところが口になる口紅」 
これを用いると、どんなところにも簡単に口を開けることが出来るのです。 
しかも、口紅を拭えば、口は塞がり、元の状態に戻る。 
原理をここで説明するのは難しいです。 
現在、論文にまとめている所のなので、完成したら、発表します。 
...と、こんな感じでいいかな。 
この記事を送信して、と。 
口、というより、穴、だろう、と思うものもいるだろうな。 
たしかに、今発表出来るのは、穴、を開けるものだが、 
今朝完成したのは、口、ちゃんと舌も作るものだから。 
もう少し実験を続けよう。 
こうして口紅で手に口を描く。 
しばし待つ...口が出来る。 
歯は生えてたり、生えてなかったり、今回は生えていないが、 
この生成条件は、確か、あの式だ、後で検討してみよう。 
口は、うむ、力を入れるとやや閉じるな。 
舌が微妙に動く、これは、どうコントロール出来るのだ? 
艶めかしい、な、なにか妙な気分になってきた。 
ちょっと突っ込んでみようか。 
よし、と、おぉ、気持ちいい、あ、舌の動きが、そこが、おぉ、 
手の向きを変えると、うゎ、この動きはプロでも出来んぞ、 
もっと押しつけて、ぐりぐり、なんて、ぅおぉ、良過ぎる、 
う... 
変な感じだ、どうなっている?そ〜っと抜いて... 
がたん?何が落ちた?あ、口が開いている... 
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