弁A「今回も検察側は確実に有罪にする証拠を見つけられなかったですね」
弁B「その上動機も不明、自白も得られないぢゃお手上げだろうね」
弁A「でも、被告人の客が死んだの、これで4人目ですよね?その度に店を移って」
弁B「あの女が殺ったのは間違いない」
弁A「え?先生、何か掴んでいるんですか?」
弁B「いや、女の感。あの女は気分で人が殺せる女。証拠を残さずに殺すのもお手の物だね」
弁A「ほぉ。確かに調べれば調べるほど不思議な点がありましたが」
弁B「私は今日の判決で弁護士辞めるよ。こんな悪い奴でも弁護するのが仕事だなんて」
弁A「先生...」
弁B「裁判官のお出ましだ」
裁「...被告人が有罪なのは明らかで...」
皆「え?」
弁B「失礼ですが、証拠は?」
裁「証人がおる」
皆「え?どこに?」
裁「被告人」
被「はい?」
裁「まゆみさん、ご指名です」
被「え?」
裁「今月は頑張ったね、はい、お給料」
被「え?」
裁「で、この眼鏡を付けたら」
被「あ、店長」
裁「貴様の悪行は、通販のみ、1本2万円のこのビデオに映っておる」
皆「えぇ?」
裁「あの店は、すべての鏡がマジックミラー。この私が証人ぢゃ。
これにて一件落着...」
弁B「弁護士、辞めない...」
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