お世話になります、仙岳(諏訪本店)です。

「科学者たちが語る食欲」という本を聴きました。

著者等は30年もの研究で、あらゆる生物は、その生物に固有なタンパク質の量を必ず満たすように食べる事を明らかにしました。

タンパク質の多いものを食べれば、少量でも満足し、少ないものしかなければ、大量に食べる。

単細胞生物から類人猿に至るまで変わらない。
(進化・適応の中で、必要量の増減等はありますが。)

人間も本来そうなのですが、タンパク質を希釈した「超加工食品」で誤魔化した安価でお手軽な食品の普及によりバランスが崩れ、近年各国で肥満が激増している、という警鐘を鳴らす事で終わる本でした。

他にも、タンパク質の多い環境では子孫が増え、少ない環境では個体の寿命が増え、という研究結果など面白い本です。

いずれにせよ。安価で便利の罠に注意したくなるのです。

で、日本食は、素材をいじり過ぎない形で提供するものが多く、いいです。

でも、天ぷらなどは素材を変なもので誤魔化さないようにすると、職人1人をしっかり付け、揚がる瞬間をきちんと見ていないと良い感じにならない等、手間はかかっていたりします。
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