お世話になります、仙岳(諏訪本店)です。
「山はおそろしい 必ず生きて帰る!
事故から学ぶ山岳遭難:」という本を聴きました。
私は登山の趣味も興味もないですが、最近はサブスク故なんとなくで聴くのです。
まぁ、中国の世界遺産黄山で、珍しく春節の頃に降った雪に、スニーカーに縄とか巻いても登りあぐねている香港人を横目に、普通の革靴で淡々と登ったり出来る程には冬の坂には慣れている訳ですが。
さて、件の本ですが、信州にいれば何度もニュース等で知らされる、熟練者でも巻き込まれる自然の驚異から始まります。
(文だけで、こんな雷も熊も経験もしたくない、て思う。)
やがて人為が絡み、指導者のミス等での事故、自己流、そして、全くの素人。
中でも怖ろしいと思ったのは、綿密な計画と準備の元冬の富士山に挑んだ二人、厳しい気象に登頂は断念しての下りで出会う、場違いな格好の素人の話。
(助けた二人を褒めていいのか悩むレベル。)
で、最後の、他人のテントを盗んで、平気でその装備を使って登山する中年の話になると…
自然への畏敬から文明への失望に向かうような本でした。
そう、文化が大事なのです。
< ^ >