お世話になります、仙岳(諏訪本店)です。
垂見和磨氏の「薬草を食べる人びと: 北アルプスが生んだ”薬箱のまち”飛騨」が面白かったです。
昔ながらの自然や風習を活かしたまちづくり、健康とも結びついている、見聞したくなりました。
ところで、人手の問題もあり、配膳を手伝うこともしばしばなのですが、
先日のある法事の進め方に感心しました。
喪主が、献杯の前に非常に「簡単に」参加者の近況を報告していました。
この「簡単に」も大事で、後で本人からの報告もあるので、
早めに献杯でき、会食・歓談に移れ、その際の話のネタにもなる訳です。
さて、昨今お葬式を簡単に済ますケースも多いように感じますが、私には残念に感じます。
(葬式が簡単な分、法事はしっかりと、という傾向もあり、当社としては、ありがたい面もあるのですが…)
私は、葬式は故人の為の儀式ではなく、喪主など残された者への「縁の引き継ぎ」の儀式だと思っているためです。
折角、先祖代々引き継がれたものが失われはしまいか危惧します。
先の本の内容、先述のご法事の様子、こうしたもので、過去が今に生かされるのが大事、と思うのです。
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