お世話になります、仙岳(諏訪本店)です。
小宮正安氏の「ベートーヴェン《第九》の世界」を聴きました。
ベートーヴェンも第九も実は全く興味ない私ですが、アタリでした。
フランス革命〜ナポレオンの時代の流れに翻弄されながら、
音楽を通しての意思の表明、という激しい芸術家の側面、
同時に、第九の演奏会を、(その頃、そういう職業もあったのに、)自らプロモートして、その収益を総取りしようと動く商売人の側面、
無茶苦茶面白いです。
さて、後の第九の運命についてでも書かれていますが、例えば日本で第九は、仲間の結束を強めるとともに仲間になれない者を排斥する「祭り」になっていますし、
伝記から来るイメージも付加されているのでしょう。
しかし、伝記の作者自身による会話帳等の文章の改竄等の捏造が見つかっていますので、
広まっているイメージなんて、結構当てにならないものです。
人物に限りません、例えば酒、この蔵は…なんてのも当てにはならない、個々に違う。
写真は、保健所に寄った際に合庁で見つけたチラシ、一方は五蔵巡りの。
同じ蔵でも、各々個性があるのです、まずは呑んでみなければ!
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