この画廊の主は世に知られていない才能を発掘することを自らの使命と信じている。 私と嗜好が似ているのか、何度も招待されてこの画廊を訪れているが、 これまで一度もハズレがない。 今回も私の知らない画家の絵を展示している。 粗削りだが、何か私の心を惹きつけるものがある。 ただ、一枚だけ、以前見た事のある絵が。 何処で見たのだろう?何度か見た事のある気がするのだが。 ずっとこうして見ているのだが思い出せない。 一体どこで... 「今回のはお気に召しませんでしたか?窓の外ばかりご覧になって...」< ^ >